「〇年後、AIに奪われる仕事」
こんなニュースを目にする機会が増えた方も多いのではないでしょうか。
実際、コンビニエンスストアでも無人店舗がオープンしたり
ショッピングセンターではロボットが清掃していたり。
最近ではChatGPTと言われる「対話できるAI」も登場したりして
日常生活の中でAI、ロボットを目にする機会が増えましたよね。
多方面に広がっているロボット化の波ですが
遂に「人間が文字を書く」という分野にも広がってきたのはご存知ですか。
既にあるネットショップの企業では
購入商品に同梱する「ご購入ありがとうございます」と書かれた
メッセージカードをロボットが代筆しいてるところもあるんですよ。
(昨日届いたメッセージカード、もしかして・・・)
そんな今後ますます活躍の場を広げそうなロボットによる代筆について
本記事ではメリットデメリットを始め
ロボット手書きを提供している企業もご紹介します。
- AI手書きの仕組みを知りたい
- 手書きロボットのデメリットを知りたい
- AIが代筆した手紙やメッセージカードを作成したい
といったお悩みにお答えします。
手書きAIロボットとは?
手書きAIロボットは、大きく2つの仕組みから成り立っています。
- 人間の書いた文字を記録する
- 学習した文字を書く(代筆する)
ただ、言葉だけ聞いてもイメージが湧きませんよね(苦笑)
ちなみに中国では手書きロボが宿題を書くことが社会問題になったこともあるようです。
いかがでしょうか。
ロボットと聞くと顔と手がある
Pepper(ペッパーくん)のようなものを想像していた方も
多いかもしれませんが、全く違いましたね。
手書きAIロボットのメリット
沢山の文字を、綺麗に安定して書くことができる
人が手書きする場合、最初は1字1字丁寧に書けても
文字数が増えてくると集中力が切れたり、手が疲れますよね。
「前半に書いた文字と、後半で書いた文字が全然違う・・・」
そんな経験をされた方も多いはず。
その点手書きAIロボットの場合は疲れ知らずのため
どんなに長い文章でも同じクオリティで書き続けることができます。
またそれ以外にも
人が書く場合、書いている手の側面(掌外沿たなごころ)が
生乾きだった書いた文字と当たってしまい、文字が擦れてしまうことも
あると思うのですが
動画の通り、手書きAIロボットの場合は
紙との接触面はボールペンの先だけですので汚れる心配もありません^^
手書きAIロボットのデメリット
書けない文字もある
例えば、エスパリアール合同会社が提供する
手書きAIロボット「手書きくん」というサービスがあるのですが
手書きくんの場合、自分の書いた文字を代筆することはできますが
自分が書いていない文字は書くことができません。
具体的には、自分の書いた「あいうえお」は再現できますが
「あいうえお」の筆跡を参考に「かきくけこ」は書けません。
さすがの手書きロボットも
「書いた文字を参考に別の文字を書く」といったことは
未だできないんですね。
(ちょっと安心・・・)
そして最大のデメリットが
2,000文字3,000文字4,000文字と
長文をロボットに代筆させようとすればするほど、
最初に自分でひな型を自筆しなければいけないのは
なかなか苦しいデメリットかと思います。
(2,000文字、と書くと少なく見えますが、
400字詰め原稿用紙5枚分、だと思うと嫌な記憶がよみがえりませんか笑
4,000文字なら400字詰め原稿用紙10枚分です笑)
当サイトでも数社比較した記事がありますが、
(数社比較した記事、の文字列で内部リンク)
例えば、その中でもエクネス株式会社が提供する「ロボットレター」では
数種類の筆跡が用意されており、この筆跡であれば
日本語は勿論、アルファベット、数字も書くことができます。
自筆の完全再現にこだわるかどうかで、
自筆再現なら「手書きくん」
再現ではなく大量発送の手書きDMなど効率重視であれば
「ロボットレター」のようなロボット代筆サービス
といった感じで用途や希望に応じて最適なサービスを選びましょう。
書けない文字もあるというのはサービスによって異なるようなので
依頼する場合はしっかり確認した方が良いですね。
導入にコストがかかる
ここまで読まれた方の中には「手書きロボットを購入したい」と
思った方もいらっしゃるかもしれません。
手書きロボットの機械はAmazonなどでも販売されており
価格は5万円~10万円ほどです。
まず初めに自分でひな型を自筆し
さらに数十万円の費用が発生。。。
労力と費用がかかりますが
実は費用はこれだけではありません・・・!
自筆した雛形を手書きロボットに学習させたりするためには
高度なプログラミングの技術が必要になるのですが
もしプログラミングをエンジニアに依頼する場合は
エンジニアの人件費が高騰している背景もあるため
数十万円以上は間違いなくかかるでしょう。
手書きAIロボットを実際に稼働させるためには
本体代金以外にプログラミング料が発生しますので
まだ「一家に一台」という価格ではなさそうです。。
手書きAIロボット活用事例
上述したネットショップだけでなく
手書きAIロボットは様々な場面で活躍しています。
- 中元、歳暮のお礼状の代筆
- お詫びの手紙の代筆
- 法人が新規顧客開拓のために送付する営業手紙の代筆
- 保険や不動産の営業マンがお客様に送るハガキの代筆
- 各種案内状の代筆 など
こうやって見てみると、自分宛に届いた手紙やはがきの中に
既に何通か手書きAIロボットが書いたものありそうですよね。
手書きAIロボットによる代筆サービスを提供している企業
今日初めて手書きAIロボットについて知った方もいるかもしれませんが
既にロボットによる代筆サービスを提供している企業があります(!)
各社、ロボットが代筆するという点では同じですが
- 「自分の字」の代筆をしてくれるのか
- 大量発注で割引をしてくれるのか
- 代筆した手紙と他の同梱物を一緒に封入してくれるか
など、会社によってサービスが異なります。
以下、各社の特徴をまとめておりますが
資料請求できる会社もあるので、ご自身でもしっかり比較して
要望に合った会社を選んでくださいね。
AI手書き「手書きくん」(エスパリアール合同会社)
紹介する他企業は「自分の字」は再現できませんが、
手書きくんは「自分の字」を忠実に再現してくれます。
大切な人に送る手紙など、「自分の字」で思いを伝えたいときってありますよね。
そんなとき活躍してくれるのが「手書きくん」です。
スマホで簡単に自分の文字を登録できるのも手軽で嬉しいですね。
ロボットレター(エクネス株式会社)
福井県鯖江市に本社のあるエクネス株式会社が提供するロボットレターは
驚異の1通400円。大量注文の場合は更に割引もあるため
法人の方で大量に送りたい企業などにおすすめです。
上場企業も利用しているので安心ですね。
資料請求できますので詳しくはサイトでご確認ください。
Crowd Letter(ファイブスターネット株式会社)
東京都渋谷区に本社のあるファイブスターネット株式会社が提供する
Crowd Letterはロボットの代筆だけでなく、人の代筆も行っています。
ロボット手書きの場合、紹介した2社に比べて高額で1通3,850円ですが
人の代筆では有資格者の方に代筆してもらうことが可能ですので
「ここぞ」という時の手紙で活躍してくれそうです。
ロボットレター同様、資料請求できますので詳しくはサイトでご確認ください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
まだまだ認知度の低い手書きAIロボットですが
既に企業を中心に活用が進んでおり
今後ますます活躍の場を広げていきそうですね。
最後までお読みいただき誠にありがとうございます。